伊藤はり灸院 快成堂 難治性の病を中心に扱っています  大阪 吹田市 江坂 豊津   

痒み

傷寒論 平脈法 第二十五章

脉浮而大。浮爲風虚。大爲氣強。風氣相搏。必成隱軫。身體爲痒。痒者名泄風。久久爲痂癩。(眉少髪稀。身有乾瘡而腥臭也。)

脈浮にして大、浮は風虚と為す。大は気強と為す。風氣相搏ちて必ず隱軫と成し身体痒みと為す。痒みは泄風と名す。久々にして痂癩と為す。(眉少なく髪稀にして身に乾瘡して腥臭いなり)

アトピーのことが記載されてありました。
現在の患者さんの状態のことが解る文ですね。

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疔瘡

疔瘡 皆、四肢に生じ、黄色い泡を出す。中、或いは紫黒、必ず先ず痒くして後で痛む。先ず寒くして後で熱す。此れ即ち疔なり。
その中或いは紫黒色にして、条あって紅糸の如く、直ちに倉卒の際に上らば、急に鍼を以って紅糸の至る処において必ず毒血を刺し出だす。・・『万病回春』

アトピーは四肢の関節にでることが多い。主にお菓子や、食生活の乱れにより出やすいですね。

鍼灸で体調の不具合を整え、精神の安定をすることで改善が効果的に現れます。


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(2009/09)
松田 邦夫

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難治性であるアトピー性皮膚炎

難治性であるアトピー性皮膚炎には様々な症状があります。紅班、丘疹、小水泡、膿疱、麋爛、結痂等があります。これらが混雑し赤く腫れて乾燥したりして発症します。外因・内因・不内外因による五藏六府の失調により氣・血・水の滞りがアトピー性皮膚炎が発生すると考えられます。
外因では六淫と書き「風・火・暑・湿・燥・寒」がある四時、いわゆる四季。季節の環境、運気により身体の反応が上手く反応できないと症状がでます。内因は七つの情と書いて「七情(シチジョウ)」といいます。「喜・怒・驚・思・憂・悲・恐」の七つの感情から来ると考えられています。感情による過度のストレスや精神的疲労が関与しているでしょう。不内外因の飲食の不摂生、過労、寝不足等により蔵府が正常に働かないために症状が起こります。

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アトピー性皮膚炎 現代医学

アトピー性皮膚炎は、アトピー型気管支喘息、アレルギー性鼻炎、皮膚炎の蕁麻疹を起こしやすいアレルギー体質(アトピー素因)の上に、様々な刺激が加わって生じる痒みを伴う慢性の皮膚疾患と考えられている。
発症の原因は不明であるが、蕁麻疹のような即時型アレルギーと遅延型アレルギーが複雑に関与すると考えられる。

アトピー性皮膚炎は、家族内発生がみられること、他のアレルギー疾患(気管支喘息など)の病歴を持つ場合が多い(アレルギーマーチ)ことなどから遺伝的要因が示唆される。よって、皮膚が乾燥しやすいなどのアトピー素因を多くの患者が持つが、これは炎症の結果ではなく、独立した要素であると考えることができる。しかしその一方で、いわゆる遺伝病のように特定の遺伝子が発症の有無を決定的に左右するものではない。また、発展途上国に少なく近代化に従って数十年単位で患者数が増加していること、環境の変化によって急激に発疹・痒みの症状が悪化しやすいことなどの理由から、遺伝的要因だけでは説明できない事例も多く、環境要因も非常に大きいと考えることもできる。

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皮膚瘙痒

『諸病源候論』
・これ游風の皮膚にあるによりて、寒にあえば即ち身体疼痛し、熱にあえば即ち瘙痒す。
・その人虚し、風邪は榮衞に中り、皮膚の間に溢れ、虚と熱は併す、故に偏体に游弈し、状は虫の行るがごときなり。
・邪気は肌に客すれば、すなわち肌肉を虚し、真気を散去せしむ、また寒を被り皮膚に搏し、皮外は発し、腠理は閉じ、毫毛は淫す、邪は衞氣と相搏ち、陽勝れば即ち熱し、陰勝れば即ち寒し、寒なれば即ち表虚し、虚すれば即ち邪気は往来す、故肉痒きなり。およそ痒みの類、熱にあえば即ち痒く、寒にあえば即ち痛し。

現代ではアトピーと言いますが、昔から症状があることがわかる。

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